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 仕掛け準備の2回目は、岡田工業でのナイター営業。午後6時から始まったのですが、既にその前から煙火長らは作業を始めていて、web担当が到着した7時半ごろには、全員が最後の作業に集中していました。最後の枠が完成したのが9時前だから、予定の10時を1時間も前倒しして、今回も作業効率抜群でした。やはり、段取りの良さで仕事は決まりますね。 


 

 

図面@ 図面A

      

 今回の作業も早かった。山口煙火長が作成した図面 ↑ に従い、籐蔓を木枠へ固定していく。経験豊富な煙火長が作成した図面は、作り手の立場で引かれているからだろう。この図面さえあれば初心者でも玄人並みに作業が進むのだ。とにかく作業は滞ることなく進んでいった。

  籐蔓は曲線をともなった模様や文字を描くときに使用する。乾燥している状態では硬くて折れ易いため、水で湿らせて徐々に曲げていく。曲げながら、釘や針金で木枠へ固定していくのだ。

 

これは 図面@ の菱形図形ロゴの部分。籐蔓で「三八九」の文字を描いていきます。

  

 籐蔓の絵柄が完成すると、次はその籐蔓や図形枠へ決められた色のマジックペンで等間隔に印を付けます。こうすることで、あとはその位置へその炎色が噴出するランスを取り付ければ良いわけです。この作業も、図面を見れば一目瞭然。迷うことなく作業が進みます。

 

 ランス(写真は模型)はこんな形 ↑ をした煙火で、一般では手に入りません。先に出ている角のような針金で、速火線を固定します。速火線で一瞬にして点火されるわけです。針金の色が炎の色になっているので、籐蔓の赤いマークには赤のランスを、緑には緑のを、といった具合に強力なホッチキスで固定していきます。なにぶん危険物なので、この作業はお祭りの直前になりますが・・。約1分間、美しい炎が絵柄を浮き上がらせるといった塩梅です。

 


 

最後の作業も完了。
図面通りに完成しました。

 

 

御油の煙火を背負う男



山口煙火長
段取り良すぎて時間が余る!
 


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