もどる

 平成16年6月5日に開催された肩当製作の準備は万端だった。布は柴田織物様からのご寄付、裁断は清水工業様のご好意、芯に使うタオルはKANTAの手配と、お礼を除けばここまで一銭も使わずに用意ができた。これらは肩当製作を中心的に準備してきた班長たちやコネを提供してくれた人達のがんばりによるところが大きい。なかでも、予算を握っているA婦人は東奔西走したせいかその鼻息は荒く、食器を洗浄器へ入れることさえ後回しにするほど情熱を傾けたのであった。

 

←このような工程図がボードに貼り付けられ、作業が厳しく管理されていた。これは部品毎に役割を分担して、流れ作業で進めようというA婦人の魂胆なのだ。

      

 やはりすべての部品が用意されていたからだろう、魂胆通りに作業は進んでいった。それどころか、参加メンバーはそれぞれ+α のアイテムを用意してきたのだ。アイロンをひとつ余分に持ってきた人、ごみかごを用意してきた人、ミシンもアイロンも持ってきた人、お菓子を差し入れてくれた人など等、それぞれの気づかいが、すべてのメンバーの手を余すことなく、気持ちよく集中できる環境を作っていったのだ。

 今回の作業はアイロンやミシンを一度に多用するため、公民館の電源が落ちてしまう心配がある。ブレーカーがとんでいては仕事にならないのだ。そこで、作業は2部屋で行うことにした。2部屋用意すれば、コンセントの数はもとより、ブレーカーの系統も別であれば安心して作業に打ち込めると考えたからだ。

 

二人一組で太ひものアイロンがけ。こちらは和室での作業。
本体部分のミシンがけ。こちらは会議室での作業。
 真剣そのもの。ミシンの機械音だけが激しく鳴り響いていた。写真のフラッシュでO婦人の寿命を3年ほど縮めてしまったことを、ご家族の皆様へこの場を借りてお詫び致します。

肩当の中身を作成しているのはK婦人。タオルにウレタンフォームをくるんでかがっていく。
遅れて現れたメンバーへ実演しているのはH婦人。「こうやってぇ エイッ!」と肩当の芯へ膝蹴りをお見舞いしていた。このような技は日頃使い慣れていなければ出てこないはずだが・・。
 

 時間管理もきっちりしていた。休憩は3時から15分間としっかり決められ、その時間にあらかじめ決められた数の菓子が配給された。そして、少ない休憩時間を惜しむように連絡事項が言い渡されたのだ。「休憩どころではない」とほぼ全員がつぶやいたように感じた瞬間だった。

予算を握るA婦人はたたみかけるようにこう言った。

「今年は昨年に比べて予算が絞られています
ユニフォームを安く抑え、決起集会を取り止めることで、
昨年並みのメニューを確保します
今年は予算が少ないのでっ #フンッ

婦人は前を見ながら後ろに控える我々(2名のみやく会 会計)へこう言い放ったのだ。
正直、耳が痛かった。今年は厄年が少ない。しかし、昨年以下に花火の質を落としたくないという意地もある。こういうところにしわ寄せがいってしまうのだ。
 
ただただ、ご協力をお願いいたします***。

 

 終わってみれば、明日の作業を先取りし、宿題は手渡されたものの日曜日のお休みがプレゼントされた。食器が洗浄器の中でピカピカに生まれ変わる日が与えられたのだ。

 


匂い立つ熟女の色香
嗚呼 みやく会婦人部



予算のやりくり四苦八苦
 


もどる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送